「AI検索経由の流入はCVRが高いらしい」
この話を根拠に社内提案を考えている方は多いはずです。ところが実際にデータを探すと、都合よく使えそうな数字が並ぶ一方で、出典を辿ると前提条件がまったく違っていたり、調査時期が古かったりします。
結論から言えば、「時期と条件によって答えが変わる」というのが正確な答えです。2025年前半の調査では、AI経由のCVRはむしろ通常の流入より低い傾向が示されていました。それが2025年末から2026年にかけて逆転しています。
本記事では、国内2本・海外1本の調査データを一次情報から検証し、数字が何を示しているのか、そして自社のデータをどう読むべきかを整理します。古いデータを根拠に提案してしまう事故を防ぐためにも、ぜひ最後までご確認ください。
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目次
- 1 1. AI検索のCVRは本当に高いのか?データが示す結論
- 2 2. 【国内調査データ①】生成AI経由のCVRの実態|複数サイト横断で見たコンバージョン率
- 3 3. 【国内調査データ②】LLM流入のCVRは自然検索の約2.8倍|ページ単位で見たAI検索の成果
- 4 4. 【海外データ】米国のAI検索CVRは「低い」から「高い」へ|時系列で見た逆転
- 5 5. AI検索のCVRが高くなる4つの条件|3つのデータから読み解く
- 6 6. AI検索経由のCVRが伸びない3つの原因と改善策
- 7 7. 自社のAI検索CVRを正しく測る方法|GA4でのデータの見方
- 8 8. AI検索のCVRデータを事業判断に使うときの3つの注意点
- 9 9. AI検索のCVR・データに関するよくある質問
- 10 10. まとめ|AI検索のCVRデータは、最終的に自社データで検証する
1. AI検索のCVRは本当に高いのか?データが示す結論

1-1. 3つのデータが示す、それぞれ異なる姿
まず、本記事で扱う3つの調査データの結論を並べます。
| データ | 対象・時期 | 結論 |
|---|---|---|
| 国内調査① | 複数の国内サイト/2025年2〜4月 | 生成AI経由のCVRが他チャネルより高かったサイトは35.1%にとどまる |
| 国内調査② | 国内1サイトのページ単位/2025年 | 自然検索0.45%に対し、LLM流入は**1.24%**と上回る |
| 海外データ | 米国の小売サイト/2024年後半〜2026年 | 2025年前半は非AI経由より低い水準。2025年末に逆転 |
一見すると矛盾しています。しかし、それぞれの前提条件を確認すると、きれいに整合します。
1-2. なぜ結論が食い違って見えるのか
理由は2つです。
1つめは、分析の単位が違うこと。 国内調査①は「サイトごとに勝ち負けを判定し、勝ったサイトの割合」を出しています。対して国内調査②は「1つのサイトの全セッションを合算した加重平均」です。前者は約3社に1社が勝ったという話、後者は特定の1社が勝ったという話であり、比較できるものではありません。
2つめは、調査時期が違うこと。 これが本記事で最も強調したい点です。国内調査①の対象期間は2025年2〜4月。海外データを見ると、まさにこの時期のAI経由のCVRは非AI経由を下回っていました。つまり国内調査①の結果は、当時としては何ら不思議ではない数字だったのです。
「AI検索はCVRが高い」という命題は、2025年前半には成立していませんでした。 2025年末以降のデータを見ずに、古い調査だけを根拠に語ると結論を誤ります。
1-3. AIO・LLMOとの関係を整理しておく
本記事で扱う「AI検索経由の流入」は、AIO対策やLLMO対策の成果を測る文脈で語られるものです。用語を整理しておくと、LLMOは大規模言語モデルに参照されやすくする最適化、GEOは生成エンジンの回答に引用させる最適化を指し、実務上はほぼ同義で使われます。
これらを包含する総称がAIOです。バクリでは、AIOを以下のように定義しています。
AIOの定義 主な対象:AI Overview+各種生成AI(AI検索全般)
目的:AI Overview対策とLLM対策(その他AI対策)を合わせた総称。AI検索全体で引用・紹介される状態をつくること
CVRを議論する際にこの定義が効いてくるのは、測定範囲の宣言に直結するからです。後述するとおり、GoogleのAI Overview経由の流入は現時点でどのツールでも分離できません。つまり本記事で扱う数字はすべて「チャット型AIを中心とした、参照元が取得できた分」であり、AI検索全体の成果ではないという前提を共有しておく必要があります。
2. 【国内調査データ①】生成AI経由のCVRの実態|複数サイト横断で見たコンバージョン率

2-1. 調査の概要
株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズが2025年7月に公開した「生成AI経由の流入およびCVR調査」です。調査期間は2025年2月1日〜4月30日。同社クライアントから無作為に抽出した複数のWebサイトを対象とし、いずれも生成AIに特化した対策は実施していない状態でした。GA4から参照元ごとのセッション数を抽出して集計しています。
対策未実施のサイト群である点が重要です。 つまり「何もしていない状態のベースライン」を示すデータとして読むのが適切です。
出典:株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズ「生成AI経由の流入およびCVR調査」 https://www.plan-b.co.jp/news/ai_report_202507/
2-2. 流入は8割以上のサイトで増加、最大605.6%
セッション面の結果は明快でした。2025年2月と4月を比較すると、調査対象サイトの83.0%で生成AI経由のセッション数が増加。最も伸長したサイトでは、わずか2ヶ月で605.6%の増加を記録しています。
注目すべきは、生成AIに特化した施策を講じていないにもかかわらず増加傾向が見られた点です。市場全体の利用拡大に押し上げられる形で、何もしなくても数字は伸びる局面にあったといえます。
2-3. ただし全体に占める割合は1%未満
一方で、生成AI経由のセッション数がサイト全体に占める割合は、大きいものでも1%未満という結果でした。伸び率は大きくても、母数はまだ小さいということです。
この点は社内提案で必ず問われます。「605.6%増」だけを切り出すと期待値が過剰になるため、必ず母数とセットで提示してください。
2-4. CVRが高かったのは35.1%のサイトのみ
そして本記事の中心となる数字です。生成AI経由のCVRが生成AI以外の経由より高かったサイトは、全体の35.1%にとどまりました。
発表元自身が、「生成AI経由のCVRは高い」という一般的な見解が必ずしも当てはまるとは限らないと明言しています。裏を返せば、約65%のサイトでは、AI経由のほうがCVRが低かったということになります。
2-5. 伸び悩みの要因として挙げられているもの
同調査では、CVRが伸び悩む要因として2点が挙げられています。
- 情報収集目的の流入が多かった
- 生成AIでの会話内容と一致した文脈のランディングページが設計できていなかった
この2点目は、後述する改善策に直結します。AIの回答を読んだ流れでサイトに来たユーザーに対し、会話の続きになっていないページを見せてしまえば、離脱するのは自然です。
3. 【国内調査データ②】LLM流入のCVRは自然検索の約2.8倍|ページ単位で見たAI検索の成果

3-1. 調査の概要
同じくPLAN-Bマーケティングパートナーズが2025年8月に公開した「LLM流入と自然検索流入の相関関係調査 2025」です。GA4を用いて、特定期間におけるページごとのLLM経由セッションと自然検索経由セッションを抽出し、相関関係を調べています。
対象は同社自身のWebサイト1つで、ページ単位の分析です。調査①とは対象も単位もまったく異なります。
出典:株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズ「LLM流入と自然検索流入の相関関係調査 2025」 https://www.plan-b.co.jp/news/ai_report_202508/
3-2. 自然検索0.45%に対し、LLM流入は1.24%
サイト全体のセッション数に占めるLLM流入の割合は1.00%と少数にとどまりました。しかしCVRを見ると、自然検索流入が0.45%であるのに対し、LLM流入は1.24%。約2.8倍の差です。
発表元は、生成AIがユーザーの意図や文脈に合った情報を的確に提示できていることで、コンバージョンにつながりやすい流入が生まれている可能性を指摘しています。
3-3. LLM流入とオーガニック流入には正の相関がある
もう1つ重要な発見があります。ページ単位で見たとき、LLM流入と自然検索流入には正の相関関係が確認されました。検索エンジンからのアクセスが多いページほど、生成AI経由のアクセスも多くなる傾向があるということです。
これは実務上、非常に示唆的です。AI検索対策とSEOを別物として切り離すのではなく、地続きのものとして設計すべき根拠になります。
3-4. ページ種別で見たLLM流入比率
同調査では、ページ群ごとのLLM流入比率も公開されています。
| ページ種別 | LLM流入比率 | 内容 |
|---|---|---|
| 業界特化 | 2.74% | 「〇〇業界×SEO」など特定業界に焦点を当てた専門記事 |
| 事例 | 2.69% | 導入事例や、事例を交えて特定テーマを解説する記事 |
| 調査 | 2.32% | 独自の調査結果やデータに基づく記事、調査プレスリリース |
| おすすめ | 1.14% | 「おすすめの代理店」「おすすめのツール」を紹介する記事 |
さらに「ニュース・お知らせ」カテゴリのページでは、自然検索と比較してLLM経由のセッション数およびキーイベント数が相対的に多いという顕著な傾向が確認されました。キーイベントとは、お問い合わせ・サービス資料ダウンロード・ホワイトペーパーダウンロードを指します。
発表元は、この背景として企業独自の最新情報やプレスリリースが**一次情報としての「独自性」を持つこと、そして他者から引用・参照されやすい「再利用性」**を備えていることを要因として挙げています。
逆に、「〇〇とは」「使い方」といった一般的な解説コンテンツは、LLM経由のセッション比率・CVRともに低い傾向が見られました。
4. 【海外データ】米国のAI検索CVRは「低い」から「高い」へ|時系列で見た逆転

バクリの海外リサーチチームが収集した米国市場のデータから、国内調査だけでは見えない時間軸の変化をお伝えします。
4-1. 米国EC市場では、AI経由のCVRはもともと低かった
Adobe Analyticsは、米国の小売サイトへの1兆件を超える訪問データをもとに、生成AI経由のトラフィックを継続的に分析しています。
その2025年時点の報告によれば、生成AI経由の訪問者は非AI経由と比べてエンゲージメントが10%高く、滞在時間は32%長く、1訪問あたりの閲覧ページ数は10%多く、直帰率は27%低いという結果でした。つまり行動の質は明らかに良かったのです。
ところがコンバージョンだけは別でした。同社は、生成AI経由のトラフィックが購入に至る確率は非AI経由より低いと報告しています。具体的には、2025年1月時点で49%低く、2025年7月時点でも23%低い水準でした。差は縮まりつつあったものの、依然として下回っていたのです。
国内調査①の対象期間(2025年2〜4月)は、まさにこの時期にあたります。日米で同じ傾向が出ていたわけです。
4-2. 2025年末に逆転が起きた
転機は2025年の年末商戦でした。同社の報告によると、この時期にAI経由の流入は他のトラフィックソースを31%上回るコンバージョン率を記録し、前年から約2倍の改善となりました。1訪問あたりの収益も大幅に伸びています。感謝祭では54%、ブラックフライデーでは38%と、大型商戦日ほど差が開く傾向も示されました。
その後も傾向は継続しており、2026年に入ってからのAdobe Analyticsのデータでは、AI経由の訪問が非AI経由を上回るコンバージョン率を記録した月が連続していると報じられています。
4-3. 時系列で見ると何が言えるか
| 時期 | 米国EC市場でのAI経由CVR(非AI比) |
|---|---|
| 2025年1月 | 49%低い |
| 2025年7月 | 23%低い |
| 2025年末商戦 | 31%高い(逆転) |
| 2026年 | 上回る状態が継続 |
1年程度で、明確な逆転が起きています。 この変化を踏まえずに2025年前半のデータだけを引用すると、現在の実態とはずれた結論になります。
4-4. 海外データを扱うときの注意点
ただし、この数字を見る時下記の点にはご注意ください。
- 市場が違う:米国のEC・小売が対象であり、日本市場やBtoBにそのまま当てはまるとは限りません
- 事業者自身のデータ:分析主体は、関連する最適化製品も提供している事業者です。第三者による独立した監査を経た数字ではありません
- 業種差が大きい:同社の報告でも、小売・旅行・金融など業種によって伸び方に差があることが示されています
5. AI検索のCVRが高くなる4つの条件|3つのデータから読み解く

3本のデータを重ね合わせると、CVRが高く出る条件が見えてきます。
5-1. 条件①|検討の後期にある流入であること
AIの回答を読んだうえでサイトを訪れるユーザーは、すでに一定の理解と仮説を持っています。比較検討をAIの回答内で済ませた後の訪問であれば、CVRは自然と高くなります。
逆に、調べ始めの段階でAIに聞いて回っている流入であれば、CVRは低く出ます。国内調査①が挙げた「情報収集目的の流入が多かった」という要因は、まさにこれです。
5-2. 条件②|一次情報を含むページであること
国内調査②が示した、ニュース・お知らせや調査ページの強さは、独自性と再利用性で説明されていました。自社しか持っていない情報を含むページは、AIから参照されやすく、そこからの流入も質が高くなるという構図です。
一般的な解説記事のCVRが低かったという結果とも整合します。どこにでもある情報では、そもそも選ばれる理由がありません。
5-3. 条件③|ページ種別が検討段階と合っていること
業界特化・事例・調査・おすすめといったページ種別が上位に来ていたのは、いずれも比較検討の段階で読まれるコンテンツだからと考えられます。
自社サイトで言えば、導入事例ページ、料金・比較ページ、独自データを載せたページが該当します。これらが整備されていないと、AI経由の流入が来ても受け止めるページがありません。
5-4. 条件④|会話の文脈とランディングページが一致していること
国内調査①が2つめの要因として挙げた点です。ユーザーはAIとの会話のなかで具体的な課題意識を持ってリンクをクリックします。その先が汎用的なトップページや、話題のずれた記事であれば、期待は裏切られます。
「AIの回答の続き」としてページが機能しているかが4条件のなかで、最も手を入れやすく効果が出やすい部分です。
6. AI検索経由のCVRが伸びない3つの原因と改善策

6-1. 原因①|情報収集目的の流入が中心になっている
改善策:入口となっているページを特定し、そのページのCTAを検討段階に合わせて調整します。調べ始めの読者に「無料相談」を提示しても反応しません。資料ダウンロードや診断など、ハードルの低いオファーに差し替えるほうが機能します。
同時に、比較検討段階向けのページ(事例・料金・比較)を整備し、そこへの導線を記事内に配置してください。
6-2. 原因②|会話の文脈とランディングページがずれている
改善策:AI経由で流入の多いページを特定し、そのページがどんな質問への回答として提示されているかを確認します。実際に生成AIに質問してみれば、どの文脈で自社が紹介されているかがわかります。
そのうえで、ページ冒頭を「その質問への答え」から始まる構成に調整します。結論を先に置き、詳細を後に続ける形です。AIの回答とページ冒頭が地続きになっているかを基準にしてください。
6-3. 原因③|計測の取りこぼしで数字が実態より悪く見えている
見落とされがちですが、これも実在する原因です。
- AI Overview経由の流入は分離できません。GoogleのAI機能経由のアクセスは、通常の検索と同じ扱いになります
- 参照元を送らない経路は直接流入に計上されます。アプリ経由のアクセスなどが該当します
- GA4のAIアシスタント向けチャネルの分類は、過去データに遡及しません
つまりGA4で見えているAI経由の数字は、実際のAI起点のアクセスの下限値です。母数が小さく見えるぶん、CVRの数字も不安定になります。
改善策:探索レポートで参照元ドメインを直接確認し、標準チャネルで拾えていない流入を補完してください。具体的な設定手順はAI引用の計測方法に関する記事にまとめています。
7. 自社のAI検索CVRを正しく測る方法|GA4でのデータの見方

7-1. GA4での確認手順
基本の流れは次のとおりです。
- レポート→集客→トラフィック獲得を開く
- AIアシスタント向けのチャネルを選択する
- 指標にキーイベント数とセッションのキーイベント率を追加する
- 比較対象として自然検索チャネルを並べる
より細かく見る場合は、探索レポートでディメンションに「セッションの参照元」を指定し、生成AIサービスのドメインで絞り込みます。
7-2. 母数が小さいときの判断基準
ここが実務で最も悩む部分です。AI経由のセッションが月に数十件しかない状態では、CVRの数字は大きく揺れます。CV1件の増減で、見かけ上のCVRが倍近く変わることもあります。
目安として、セッション数が3桁に届かないうちは、CVRの数値そのものを判断材料にしないことをおすすめします。代わりに、エンゲージメント率や平均エンゲージメント時間といった、母数が小さくても比較的安定する指標を見てください。
7-3. 期間の取り方
月次で見ると変動が大きすぎるため、四半期単位、または3ヶ月移動平均での比較を推奨します。前年同月比も有効ですが、AI検索は市場自体が急拡大しているため、前年と条件が違いすぎる点には注意が必要です。
なお、どの指標をKPIとして設定し、経営層にどう報告するかについてはLLMO対策の効果測定に関する記事で詳しく解説しています。
8. AI検索のCVRデータを事業判断に使うときの3つの注意点

8-1. n数と前提条件を必ず確認する
本記事で見たとおり、同じ会社の調査でも分析単位が違えば結論は変わります。他社のデータを引用する際は、最低限**「対象は何社か」「いつの調査か」「どの市場・業種か」**を確認してください。
この3点が書かれていない数字は、提案の根拠として使わないほうが安全です。
8-2. 他社データは仮説、自社データが根拠
他社の調査データが教えてくれるのは「どこを見るべきか」という視点であって、「自社がどうなっているか」ではありません。
たとえば調査②の「事例ページが強い」という結果は、自社でも事例ページのAI経由流入を確認してみるきっかけになります。確認した結果が異なれば、自社のデータが正しいのです。
8-3. 経営層への提示は、必ず自社データとセットで
社内提案で他社データだけを並べると、「うちも同じとは限らないよね」で終わります。避けるには、次の順序で組み立ててください。
- 市場のトレンド(他社データ)を1〜2行で示す
- 自社の現状データを提示する
- 両者の差分から、打ち手の仮説を提示する
- 検証の期間と判断基準を先に決めておく
他社データはあくまで文脈の提供役です。主役は自社の数字にしてください。
9. AI検索のCVR・データに関するよくある質問
Q1. 結局、AI検索経由のCVRは高いのですか?
A. 2026年時点の米国EC市場のデータでは、非AI経由を上回る状態が続いています。ただし2025年前半は下回っていました。また国内調査では、AI経由のCVRが高かったサイトは35.1%にとどまっています。業種・時期・自社の状況によって変わるため、自社データでの確認が必要です。
Q2. なぜ調査によって結果が違うのですか?
A. 主な理由は、分析単位(サイトごとの勝敗か、全セッションの加重平均か)と調査時期です。とくに2025年前半と2025年末以降ではトレンドが逆転しているため、いつの調査かの確認が欠かせません。
Q3. AI経由が月10件程度でも、CVRで判断できますか?
A. おすすめしません。母数が小さいとCVRは大きく揺れます。セッション数が3桁に届くまでは、エンゲージメント率など安定しやすい指標で傾向を見てください。
Q4. どのページを優先的に強化すべきですか?
A. 国内調査では、業界特化・事例・調査・ニュースといった、自社独自の一次情報を含むページで成果が高い傾向が示されています。まず自社のAI経由流入が集まっているページを特定し、そこから着手するのが確実です。
Q5. AI Overview経由のCVRは測れますか?
A. 現時点では測れません。GoogleのAI機能経由のアクセスは通常の検索と同じ扱いになるため、分離できないためです。Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポートで表示回数は確認できますが、クリックやCVには紐づけられません。
10. まとめ|AI検索のCVRデータは、最終的に自社データで検証する
AI検索経由のCVRをめぐる議論は、この1年で答えが変わりました。2025年前半には「むしろ低い」というデータが日米で出ており、2025年末に逆転しています。つまり古いデータを根拠にした提案は、それだけで事実と食い違うということです。
そして本記事で見たとおり、他社データは前提条件を確認しないまま使うと結論を誤ります。n数、時期、市場、分析単位。この4点を確認する習慣をつけてください。
そのうえで最も確かな根拠は、自社のデータです。まずGA4でAI経由のセッションとキーイベントを確認し、どのページが成果を出しているかを特定するところから始めてみてください。他社の平均値より、その1枚のページのほうがずっと多くを教えてくれます。
まずは自社のAI検索対策状況を無料で診断しませんか?
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