Webマーケティングの戦略立案方法とは?【目的別の施策と成功させるコツを紹介】

「Webマーケティングで成果を出すためにはどんな戦略を立てるべきなのだろう?」
「Webマーケティングの手法を理解したうえで、結果に直結するようなWeb戦略立案方法が知りたい」

商品やサービスの販売促進だけでなく、企業の認知度アップや資料請求など、Webマーケティングの目的は多岐にわたります。

目的によって立てるべきWeb戦略も異なってきます。

市場や顧客ニーズを正しく把握できていないと、KPI、結果に結びつくWeb戦略を立てることができません。これからWebマーケティングでKPIを達成しようと考えるのであれば、目的に合致したWeb戦略や施策の選定が非常に重要になるでしょう。

本記事では、KPI、結果に直結するWebマーケティングの戦略立案方法や、各施策の特徴などを紹介します。

今回の記事のポイント

・Webマーケティングとデジタルマーケティング、Webプロモーションとの違いはなんですか?
Webマーケティングは、SEO、SNS、Web広告、メールなど、オンライン上のマーケティング活動を指す言葉です。デジタルマーケティングは、これに加えてモバイルアプリやAIなどの技術なども包括した広範囲な意味になります。Webプロモーションは、直接的な宣伝やセールスを目的としたキャンペーン活動を表す言葉です。

・Webマーケティング戦略の立て方
効果的なWebマーケティング戦略には、ターゲット選定、競合調査、現状分析、カスタマージャーニーの作成、適切な施策の選択が必要です。これらのステップを踏むことで、具体的な戦略と目標を定め、予算とリソースに合ったWebマーケティング戦略が実現できます。

・Webマーケティングを成功させるコツ
Webマーケティングを成功させる鍵は、明確なKGIとKPIの設定、PDCAの適用による効果検証と改善、市場の変化に対応することが大切です。進捗状況を正しく評価して改善を繰り返すことで、Webマーケティングの成功率を高めていけるでしょう。

【Webマーケティングの戦略について相談する】

そもそもマーケティングとは

そもそもマーケティングとは、マーケット(市場)にフィットした商品、サービスを作り出し、自然にものが売れる仕組みを構築することを意味する言葉です。

マーケティングのプロセスは、市場調査やターゲットのニーズを理解することから始まり、商品開発、販売戦略などを展開していきます。商品やサービスの販売促進、問い合わせ獲得、資料請求など、自社の目的を達成するための戦略的な取り組み全体を指す言葉です。

一方、プロモーションとは、宣伝活動そのものを意味しており、マーケティングのプロセスの一環と言えるでしょう。

Webマーケティングとは

Webマーケティングとは、Webを通じて商品が自然と売れる仕組みを作ることを意味する言葉です。

  • Webサイト
  • SNS
  • Web広告
  • Eメール
  • 検索エンジン
  • 動画プラットフォーム

上記のようなインターネット施策を活用したマーケティング活動全般を指します。

もちろん、オフラインの施策とWeb施策もミックスしてマーケティングを展開することも多々あります。
オフライン施策のみと比較すると、Webマーケティングはさまざまなデータを取得できるのが特徴で、効果測定がしやすく検証結果から改善を繰り返して、施策の費用対効果を高めやすいのもポイントです。

無料から取り組める施策もあり、コストをかけずにマーケティング活動を始めたい企業にもメリットがあります。

デジタルマーケティングとの違い

Webマーケティングと混同されがちな言葉にデジタルマーケティング(通常デジマ)があります。

デジタルマーケティングとは、Webマーケティングを含んだうえで、さらにモバイルアプリやSMS、AI、IoT、MAなどのデジタル技術を活用したマーケティング活動全般を意味する言葉です。

シンプルにいうと、Webマーケティングはデジタルマーケティングに包括される言葉と言えます。デジタル技術を活用したあらゆるマーケティング手法を表す際はデジタルマーケティングと表現するとよいでしょう。

Webプロモーションとの違い

デジタルマーケティングと同じく、しばしば混同してしまうのがWebプロモーションです。

Webプロモーションは前述の通り、Webを通じて商品やサービスの直接的な宣伝と販売を目的とした活動自体を意味する言葉です。特定のキャンペーンやセール、新商品の宣伝、イベントの告知など、短期間に集中して行われるプロモーション活動を指すことが多いです。

Webプロモーションは、宣伝そのものを意味しており、より直接的な販売促進に焦点を当てている点に違いがあります。

Webマーケティングのポイント、視点

Webマーケティングで売上をアップさせるには、以下のポイントを意識することが大切です。

「訪問者数 × 受け皿 × PDCA = 売上アップ」

Webサイトで売上アップを目指すことを目的とした例を見てみましょう。

訪問者数は、問い合わせの母数となるWebサイトの集客施策になります。自社が求めるターゲットをより多く集めるためにSEO施策や、SNSの投稿などを行う場合などが想定されます。

受け皿とは、問い合わせを獲得するためのWebサイトの構築やLPの用意、さらにはサイトの導線改善なども指します。ターゲットのニーズに合ったLPを用意して、顧客がストレスなく問い合わせを完了できるようにしたり、お問い合わせフォームを最適化して使いやすくしたりするなどの工程が含まれます。

PDCAは、訪問者数と受け皿の施策を効果検証し、改善を繰り返す工程です。Webマーケティング施策は、データをもとに継続的にPDCAを行うことで費用対効果を最大化できる特徴があります。GoogleアナリティクスやA/Bテストなどを通して、現状の問題点をあぶり出し、改善を繰り返していくことが大切です。

Webマーケティングの手法:集客施策

ここでは、Webマーケティングの集客施策に関する手法を紹介します。

  • SEO、リスティング広告などの検索エンジンからの集客
  • ディスプレイ広告など検索エンジン以外のWeb広告
  • SNS集客
  • SNS集客、特に動画マーケティング
  • WebPR
  • ウェビナー
  • 外部メディアへの掲載
  • メールマーケティング

SEO、リスティング広告などの検索エンジンからの集客

SEOやリスティング広告、コンテンツマーケティングなど、検索エンジン経由で集客するWebマーケティングの手法です。ターゲットが検索するキーワードで自社のコンテンツや広告を出稿し、特定のキーワード群で検索エンジン上位に表示させ、検索したユーザーを集客する方法になります。

検索エンジン経由の集客のメリット

  • 自ら検索するようなモチベーションの高い顕在層を集客できる
  • キーワードによってターゲットを分けられる
  • コンテンツが資産になる(SEO、コンテンツマーケティングの場合)

検索エンジン経由の集客のデメリット

  • 競合性の高いキーワードはコストがかかる
  • 検索エンジンのアルゴリズムの変更で順位が変わる可能性がある

検索エンジン経由の集客におすすめの便利ツール

検索エンジン経由、SEO施策での集客には、以下の便利ツールが活用できます。

  • Googleアナリティクス(GA4)
  • サーチコンソール
  • Ahrefs
  • SEMrush

Googleアナリティクスとサーチコンソールは、Googleが提供するSEOやサイトの現状を分析できるツールです。

AhrefsやSEMrushは、競合分析やコンテンツの順位チェックなどに活用できます。

なお、リスティング広告でよく使うツールは多岐にわたりますが

  • Googleキーワードプランナー
  • Googleトレンド
  • アドワーズエディターなどの入稿ツール
  • ADebis(アドエビス)などの広告計測ツール
  • そもそもタグ設置のためのGTM

などがあります。

ディスプレイ広告など検索エンジン以外のWeb広告

ディスプレイ広告など検索エンジン以外のWeb広告は、他社のWebサイトやSNSなどで表示できるWeb広告です。バナーなどで表示回数を稼ぐことができるため、認知度の獲得にも役立ちます。

リアルタイムで改善ができる運用型広告と、あらかじめ広告枠を買い取って表示する純広告、アフィリエイターを通じてセールスしてもらうアフィリエイト広告などがあります。

ターゲットごとにセグメント化して、最適な訴求を行うことができ、以前広告をクリックしたターゲットに対してリターゲティング広告を表示することも可能です。

検索エンジン以外のWeb広告のメリット

  • SEOよりも短期間で集客しやすい
  • 広告効果をリアルタイムで測定しつつ最適化できる
  • 広告を表示するターゲットを絞り込める

検索エンジン以外のWeb広告のデメリット

  • 広告費がかかる
  • 広告を止めると集客効果もなくなる

SNS集客

Facebook、Instagram、Twitter(X)、LINEなどのSNSを活用して集客を行う方法です。SNSはユーザーとコミュニケーションを取りやすいので、ターゲットの興味・関心を引き出すような投稿を行ってシェアやコメントなど通じてエンゲージメントを高めやすい特徴があります。

SNS集客のメリット

  • ユーザーと信頼関係を構築してファンにできる
  • エンゲージメントの測定と分析から戦略を立てられる
  • 潜在顧客にもアプローチできる

SNS集客のデメリット

  • 炎上リスクがある
  • 規約変更によってアカウントが削除される可能性もある

SNS集客の便利ツール

  • Hootsuite
  • Buffer

SNS集客の便利ツールは、複数のSNSで投稿を予約したり、エンゲージメントのデータを一元管理できたりなどの機能が装備されています。コメントの管理なども容易になるので、複数のSNSを少人数で活用する際に便利です。

SNS集客、特に動画マーケティング

Instagram、YouTube、TikTokなど、動画をメインに集客するWebマーケティングの手法です。商品紹介やチュートリアル、ブランドの創業物語などを動画を通じて視覚、聴覚にうったえることが可能です。

動画マーケティングのメリット

  • テキストや画像よりも伝えられる情報量が多い
  • 視聴者の記憶に残りやすい
  • SEOにも有利になりやすい(ブレンド検索)
    ※SEOにも有利になりやすいの意味合いですが、動画の投稿や動画自体をサイトの埋め込んだからといって検索エンジン上の順位が上がるわけではありません。
    あくまで動画も検索エンジンやYouTubeにヒットすることで集客の一手段になるという意味合いです。

動画マーケティングのデメリット

  • 動画の制作コストがかかる
  • コンセプトがブレると成果が出にくい

動画マーケティングの便利ツール

  • Adobe Premiere Pro
  • Final Cut Pro
  • Canva
  • YouTubeアナリティクス

上記は動画編集ソフトやアイキャッチ作成に便利なツールで、プロ・アマ問わず利用者が多いです。インターネット上にはチュートリアルもたくさんあるので、手を付けやすいメリットがあるでしょう。

WebPR

WebPRは、主にプレスリリースを配信して、一次メディアにキャラバン活動をすることで、サイトに自社のことを取り上げてもらい、集客するWebマーケティングの手法です

PR TIMESや@Pressなどを利用することで、メディアの集客力を活用できます。また、Yahoo!ニュースなどは実は自社ではニュース記事は記載しておらず、他社(一次メディア)のニュースを転載しています。このようなメディアを二次メディアとよびます。

一次メディアに掲載されることで、二次メディアやSNSにて拡散される可能性もつかめるでしょう。

WebPRのメリット

  • 広範囲なユーザーにリーチできる(転載の可能性)
  • (うまく転載された場合に)コスト効率が高い

WebPRのデメリット

  • 競合他社に埋もれてしまいやすい
  • 価値の高いプレスリリースの作成にはコストがかかりやすい
  • ニュースメッセージのコントロールがしにくい

WebPRの便利ツール

  • Googleアナリティクス
  • PR Editor

PR EditorはPR Timesから提供されているプレスリリース作成ツールです。はじめてプレスリリースを作成する際の参考になるので、適宜活用してみるとよいでしょう。

ウェビナー

ウェビナーは、インターネットを介して行うオンラインセミナーです。自社に興味のある人を効率的に集めてリード獲得に繋げられる集客方法になります。

ウェビナーのメリット

  • 場所に囚われないので、世界中の参加者にリーチできる
  • 会場のレンタル料がかからないので低コストでできる
  • 専門知識を提供することで自社の信頼性を高められる

ウェビナーのデメリット

  • インターネットの接続に問題が生じる可能性がある
  • テーマ決めや資料作成に時間がかかる

ウェビナーの便利ツール

  • ZOOMウェビナー
  • Zoom Sessions

集客したいターゲットが抱える疑問や課題をセミナーのテーマで取扱し、解説する中で、自社の魅力や専門性をアピールしリード獲得につなげていきましょう。

外部メディアへの掲載

外部メディアへの掲載は、自社の商品やサービスなどを第三者のプラットフォームを通じて認知・集客する方法です。これにはポータルサイトや比較サイトなどが含まれ、それぞれが異なるターゲットにリーチできます。

外部メディアへの掲載のメリット

  • 顕在層にリーチできる
  • 外部メディアの集客力を活用できる
  • 信頼性の向上につながる

外部メディアへの掲載のデメリット

  • 競合他社と比較されやすい
  • 掲載料がかかるメディアもある

外部メディアへ掲載の便利ツール

  • Googleアナリティクス
  • Dockpit(ドックピット)
  • Similarweb

競合分析ツールを活用すると、同業他社がどのような外部メディアを利用しているのかわかります。コンバージョンを獲得しやすい外部メディアの分析を行う際に便利に活用できるでしょう。

メールマーケティング

メールマーケティングは、リピーターやファンを集客→育成するのに最適な施策です。既存の顧客や見込み顧客に対して、新着情報、セール情報、フォローアップメールなどを送信して自社サイトへ誘導したり、商品の販売促進を図ったりなどが行えます。

メールマーケティングのメリット

  • ターゲットと信頼関係を構築できる(定期購読の場合)
  • LTVを向上に役立つROIが高い

メールマーケティングのデメリット

  • メール文面コンテンツを作る手間がかかる
  • 迷惑メールに分類される可能性がある

メールマーケティングの便利ツール

  • Mailchimp
  • HubSpot
  • Marketo

上記のようなMAツール、ステップメールツールを活用することで、顧客の特徴に合わせたメッセージを自動送信したり、ステップメール機能によって潜在顧客を育成したりなどが可能になります。

Webマーケティングの手法:リード獲得・顧客獲得施策

ここでは、Webマーケティングのリードや顧客獲得施策について見ていきましょう。

  • HP(ホームページ)
  • LP(ランディングページ)
  • ホワイトペーパーダウンロード
  • チャットボット
  • メールDM、フォームDM

HP(ホームページ/ウェブサイト)

自社HP(自社サイト)に集客して、商品の販売促進、資料請求、問い合わせ獲得などにつなげる手法です。検索エンジンやSNS経由で集客した顧客を、自社HPのコンテンツを通してコンバージョンへ誘導します。

HPのメリット

  • 24時間365日自社の情報を提供できる
  • SEOを中長期で強化すれば低コストでリードを獲得できる
  • 質の高いコンテンツを提供して自社の信頼性を高められる

HPのデメリット

  • コンセプトや戦略を決めるハードルが高い
  • 成果が出るまでに時間がかかる

HPの便利ツール

  • WordPress
  • Googleアナリティクス
  • サーチコンソール
  • 各種ヒートマップツール

WordPressのようなサービスを使えば、低コストで自社HPを作成できます。ただし、ありきたりな内容のHPを作成しても、リードや顧客の獲得ができるわけではありません。HPを作成するためには、まずは造詣の深い方によるコンテンツ制作が前提となることも覚えておきましょう。

LP

LP(ランディングページ)は、リード獲得や商品やサービスのセールスに最適な施策です。顧客に対して、購入、登録、問い合わせなどの行動を促すために活用できる1ページのWebページで、いわばチラシのような役割のページです。

LPのメリット

  • ページの内容が明確なのでCVRを上げやすい
  • ターゲットを絞り込んで訴求できる
  • 効果検証と改善がしやすい

LPのデメリット

  • LPの設計に専門知識が必要
  • 費用対効果を高めるにはPDCAが欠かせない

LPの便利ツール

  • Googleアナリティクス
  • Optimizely
  • 各種ヒートマップツール

上記のツールを活用することで、コンバージョン率の分析やA/Bテストなどが可能になります。LPはPDCAを回すことで費用対効果を高めていくのが一般的です。効果検証と改善を繰り返して、成果を最適化していきましょう。

ホワイトペーパーダウンロード

ホワイトペーパーはノウハウやマーケットの調査結果など、特定のテーマの情報をまとめた資料のことです。見込み顧客にとって価値の高いホワイトペーパーを作成することで、リードや顧客獲得につながります。

前述のウェビナーとセットにすることでリードの獲得に貢献できます。

ホワイトペーパーのメリット

  • 新規顧客の獲得に効果的
  • 自社の信頼性や権威性を高められる
  • 見込み顧客のニーズを把握できる

ホワイトペーパーのデメリット

  • ダウンロードされたものは修正できない
  • 資料をダウンロードされただけでCVにつながらない可能性がある

競合優位性の高いホワイトペーパーを作成するには、専門性の高い情報やアンケート調査などの付加価値をつけることが大切です。リードを獲得するためにもターゲットにとって価値のあるホワイトペーパーの作成を目指しましょう。

ここ最近ではホワイトペーパーの制作代行会社さんもあるようですが、自社よりも深い知見をもってコンテンツの制作ができるかというと、微妙なところです。あくまで手の足りない時に検討する程度にしましょう。

チャットボット

チャットボットは、人工知能(AI)や事前に設定されたスクリプトを使って(場合によっては人が対応することで)Webサイトの訪問者と対話するシステムです。24時間365日対応可能で、顧客からの問い合わせにリアルタイムで応答し、エンゲージメントを高めることができます。

チャットボットのメリット

  • 人的リソースを節約できる(自動の場合)
  • 顧客満足度を高められる
  • 問い合わせ内容をデータ化して改善に役立てられる

チャットボットのデメリット

  • 複雑な問い合わせ内容には対応しきれない
  • 人間味のある回答が不得意

対応範囲や用途によってツールが多岐にわたり、料金が異なるので、事前にチャットボットで何が行いたいのかを明確にして、必要な機能が備わったツールを選択するようにしましょう。

メールDM、フォームDM

メールDMは、ターゲットとなる顧客リストに対して、プロモーション内容やセール情報などを直接メールで送信する方法です。フォームDMは、企業の問い合わせフォームから営業メールを送信する方法になります。

どちらも直接営業できるため、リードや問い合わせの獲得に効果的です。

メールDM、フォームDMのメリット

  • オフラインのDMと比較して低コスト
  • ターゲット直接アプローチできる
  • 自由度が高い

メールDM、フォームDMのデメリット

  • スパムメールと判断される可能性がある
  • 文章を作成する手間がかかる

メールDM、フォームDMの便利ツール

  • HubSpot
  • GeAIne

ツールを活用すると、営業メールの自動送信や問い合わせ内容に沿った返答などが可能になります。

Webマーケティングの手法:PDCA

ここでは、施策のPDCAを回すための手法について紹介します。

  • LPO
  • EFO
  • リード育成

LPO

LPOは「Landing Page Optimization=ランディングページ最適化」を表す言葉です。ターゲットにとってストレスなく商品の購入を完了できるようなレイアウトや、フォームの簡素化などを行い、LPの効果を最大化していきます。

LPOのメリット

  • LPのCVRを最大化できる
  • 顧客満足度を向上できる
  • ユーザーの離脱率を最小限にできる

LPOのデメリット

  • 継続的な効果検証が欠かせない
  • 専門的な知識が必要

アクセス状況やA/Bテストなどから、LPの訴求文や導線設計を最適化するためにはLPOツールが欠かせません。何度も改善を繰り返すことで、成果の出るLPを完成させられます。

EFO

EFO「Entry Form Optimization=入力フォーム最適化」の意味で、WebサイトやLPの入力フォームの使いやすさを向上させるための施策です。フォームの長さ、フィールドの種類、配置、エラーメッセージの明確さなどを最適化して、ターゲットにとって快適に利用できる入力フォームを作り、スムーズにコンバージョンを獲得できる流れを作ります。

EFOのメリット

  • ユーザーが入力フォームで離脱する確率を最小限にできる
  • CVRや売上の向上に役立てられる
  • WebサイトやLPの効果が高められる

EFOのデメリット

  • 入力フォームの最適化には時間がかかる
  • 場合によっては大きな改修作業が必要になる。

入力フォームはツールを利用することで、専門知識がない人でも手軽に作成できます。しかし、フォームは最後の出口であり、CVRに直接的に影響する非常に重要な箇所です。適宜プロのサポートを受けることも検討してみてください。

リード育成

Webマーケティングではリード育成のPDCAも必須の作業になります。MAツールやセグメントの最適化などを行うことで、コンバージョン率の向上を最適化することが可能です。

リード育成のメリット

  • リードのセグメントに最適な情報を発信できる
  • 自社商品やサービスに関する購買意欲を高められる
  • 潜在顧客からファン化させられる

リード育成のデメリット

  • 最適化するのに時間がかかりやすい
  • 専門的な知識やスキルが必要

リードを的確に育成するには、効率化ツールを活用して効果検証を繰り返す必要があります。コンバージョン率を最大化するためにも、時間をかけてファン化させられる仕組みを構築しましょう。

Webマーケティング戦略の立て方

Webマーケティングの戦略を立てる流れは以下の通りです。

  • ターゲット選定(ペルソナ設定)
  • 競合調査(事前情報収集)
  • 自社の現状分析
  • カスタマージャーニー作成
  • 予算とリソースに適した施策を選ぶ

Webマーケティング戦略の立て方についてはこちらをご確認お願い致します。

ちなみにですが、大前提としてKGI(ゴール)とKPI(目標)の設定は必須で行っておきましょう。

Webマーケティングを通して、何をいつまでにどのようにしたいのかをゴールとして設定しておきます。ここで設定したゴールと現状のギャップを埋めるために必要な行動をリストアップし、戦略として落とし込んでいくイメージです。

詳しくは下記記事でも解説しているので、参考にしてみてください。

ターゲット選定(ペルソナ設定)

Webマーケティングの戦略を立てる際に重要となるのがターゲット選定(ペルソナ設定)です。

誰になにをどうしてほしいかの「誰」の部分であり、Webマーケティングで売上を上げるために不可欠なピースと言えます。ここをしっかり押さえておくと、戦略の方向性を定めやすくなるのです。

ターゲットを具体化する際は、メインとなるコアターゲットと合わせてサブターゲットも設定しておきましょう。

例えばオンライン英会話の集客を目的とした場合、以下のようなターゲット選定が考えられます。

  • コアターゲット
    キャリアアップのために英会話スキルを磨いている25〜35際の男女
  • サブターゲット
    リタイア後の海外旅行や国際交流を楽しむために英会話を習得したい60歳以上のシニア層

コアターゲットだけでなくサブターゲットも設定することで、関連性のある広範囲な顧客層にリーチできるようになります。

ターゲットを設定する際は、自社が対象とするユーザー像(ペルソナ)を明確にしましょう。ペルソナを明確にしておけば、コンテンツや広告などを作成する際にも役立ちます。

ペルソナを設定する際は、以下のような要素を設定するのがおすすめです。

  • 年齢や性別
    ターゲットとなるユーザーの基本的な属性を特定する
  • 年収や家族構成
    経済的な状況や生活環境を考慮し、購買力やニーズを理解
  • 悩みや課題
    ターゲットが抱える問題点やニーズを特定し、解決策を検討する
  • 情報収集手段
    ターゲットがどのようなチャネルで情報を得ているかを把握し、適切な媒体でコンテンツを提供

より具体的なペルソナを設定したい場合は、実際の顧客にインタビューを行うことも可能です。顧客の意見や興味関心をペルソナに反映することで、ターゲット選定の精度を高めることができます。

競合調査(事前情報収集)

競合調査では戦略を立てるのに必要な事前情報を収集していきます。

競合他社がどのような戦略を取っているかや、どのような施策を実行しているのかなどを分析しておきましょう。例えば、Web広告の場合であれば、競合他社がどんな媒体、クリエイティブ、キーワードで広告を打っているのかを分析します。広告予算を推定して、自社の広告費を決める参考にもできるでしょう。

事前の情報収集では競合調査と合わせて、ユーザーのニーズを把握するための調査も大切です。競合他社の戦略とユーザーのニーズを正しく理解することで、自社ならではの勝ち筋が見えてきます。

ユーザーのニーズを把握したいときは、インタビューや行動観察、アンケート調査などのインサイト調査を行うのがおすすめです。データだけではわからない真のニーズを把握するのに役立ちます。

自社の現状分析

現状分析では、さまざまな角度から自社の強みがなにかを分析する工程です。

はじめに6P分析や5C分析などのフレームワークを活用して、競合他社、市場、ユーザーニーズなど、現状を分析するために必要な情報をまとめます。現在の業界の動向やトレンドなども含めて、データを収集しておくイメージです。

次に集めたデータをもとに自社の強み、弱み、機会、脅威などを明確にしてSWOTクロス分析を行っていきましょう。

最後に分析結果から自社のUSP(Unique Selling Proposition = 自社独自の強み)を明確にします。競合他社には真似できない自社ならではの強みを発見できれば、Webマーケティングの施策を立てる際も、差別化しやすくなるからです。

USPを持たないまま、Webマーケティングを行うと競合他社に埋もれてしまう原因になるので、時間をかけて現状分析を行うようにしましょう。

各種分析については、ぜひ以下の記事を参考にしてください。

カスタマージャーニー作成

カスタマージャーニーとは、顧客が商品やサービスを認知してから購入するまでの行動や心理状況をまとめたものです。

ターゲットがどのように自社の商品やサービスを知り、実際に購入に至るのかを可視化して、どのような対策をすべきかを明確にしていきます。例えば、Webサイトの場合、コンテンツの導線設計やサイトデザインなどに活きてくるでしょう。

カスタマージャーニーを作成したら、具体的にユーザーがどのような行動を取るのかシナリオとして明確にしておきます。

シナリオに沿って施策や力を入れるべきポイントを決めていけば、Webマーケティングのブレを最小限にできるでしょう。

予算とリソースに適した施策を選ぶ

最後に分析してきた要素をもとに、自社の予算とリソースに適した施策を選んでいきます。

限られた予算とリソースから売上を上げていくには、その時できる状況の中で最善の施策を選ぶ必要があるでしょう。この際、自社の現状とゴールの距離を埋めるためには、自社の強みを最大化できる施策を選択しなければなりません。

前述した通り、Webマーケティングにはさまざまな施策があるものです。

「SEOとSNS」や「LPとリスティング広告」といったように、複数の施策を組み合わせることも珍しくありません。業務の実行スピードや効果が出るまでの予想期間なども含めて、各施策に優先順位をつけてみるとよいでしょう。

ターゲット選定からカスタマージャーニー作成まで、各ステップを明確にしているからこそ、自社に合った施策と優先順位を的確につけられるようになるのです。

【Webマーケティングの戦略について相談する】

Webマーケティングを成功させるコツ

Webマーケティングを成功させるために重要なポイントを3つに絞ってお伝えします。

  • KGIとKPIを明確にする
  • PDCAを回して費用対効果を高める
  • 定期的に市場の動きをチェックする

KGIとKPIを明確にする

前述した通り、Webマーケティングを成功させるには、KGIとKPIの設定が非常に重要です。

KGIとKPIは戦略を立てるときだけでなく、具体的なWebマーケティングの施策に対しても設定することをおすすめします。各業務やフェーズでKGIとKPIを設定しておけば、進捗状況を正しく評価できるでしょう。

現状を正しく評価できるようになると、迅速に問題点や改善点を見つけられるようになります。

PDCAを回して費用対効果を高める

Webマーケティングの施策をスタートしたら、定期的に効果検証と改善を行ってPDCAを回していきましょう。

取得したデータに基づいてPDCAを迅速に回すことにより、Webマーケティングの費用対効果を高めていくことが可能です。Webマーケティングは効果検証しやすい特徴があるため、具体的な数字から改善点を導き出しやすいメリットがあります。

施策によっては成果が出るまでに時間がかかりますが、迅速にPDCAを回すことで費用対効果を高めていくことができるでしょう。

定期的に市場の動きをチェックする

Webマーケティングの戦略は、定期的に見直してアップデートしていく必要があります。

例えばSEOの場合、Googleのコアアルゴリズムアップデートにより、今まで有効とされていた施策が通用しなくなるケースがよくあります。SNS運用では、各SNSの規約が変更されるなどの変化に対応する必要があるのです。

トレンドを見誤ってしまうと、すでに陳腐化した手法を実行して時代の波についていけない可能性があります。

市場の動きをチェックしつつ、その時々に適した対策と戦略を立てていくことが大切です。

バクリからのワンポイントアドバイス

今回はWebマーケティングで結果を出すための3つのポイント「集客」「受け皿」「PDCA」について網羅的に解説してきました。

お役立ちツールも併載しておりますが、一部偏ることのないようにツールの紹介をあえて省いている箇所もございます。

KPIを達成するには上記3つの視点が必要であることを常に頭の片隅に置いておきましょう。

【Webマーケティングの戦略について相談する】

この記事を書いた人

荒川 大史

代表取締役  荒川 大史

経歴

Webマーケティング歴20年。
インターネット専門の広告代理店にて、営業、マーケティング、コンサルタントとして従事。
SEO部署の立ち上げに関わるなど、検索エンジンマーケティングを中心にマーケティングを支援。
WEB広告からマーケティングの戦略立案から、WEB制作まで幅広くWEBの集客のお困りごとなら何でもご相談可能。
一環したネットマーケティング支援を軸として、⾦融、美容、医療、コンサルティング会社などのお客様を幅広い実績あり。
Googleアナリティクスなどによるアクセス分析コンサルティングなども手掛ける。
上級ウェブ解析⼠。
一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会、ブランドマネージャー、薬機法取得者。
ちなみに、SEOが趣味(笑)

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