Webコンサルティングの費用相場【料金体系と内訳・費用を安く抑えるコツを紹介】
「Webコンサルティングの費用相場はどれくらいなんだろう?」
Webコンサルティングの費用は会社によって大きく変わるため、施策ごとの相場を把握するのは難しいものです。
また、依頼主の要望(工数)によっても費用が変動するので、まずは「自社がどのような課題を解決したいのか」や「どのような施策を検討しているのか」などを事前に明確にする必要があるでしょう。
依頼内容を明確にしておくことで、Webコンサルティング会社に見積もりを取る際もスムーズに話を進めることができます。
本記事では、Webコンサルティングの費用相場やWebコンサルティング会社の自社にあった選び方などを解説します。
今回の記事のポイント
・Webコンサルティングの料金体系と契約体系はどのようなものがありますか?
Webコンサルティングには、スポット報酬契約、定額報酬契約、成果報酬型契約、固定費+成果報酬型契約などの形態があります。施策の内容や範囲によって料金体系や契約体系が変わります。
・Webコンサルティングの費用はどのような内訳になっていますか?
Webコンサルティングの費用内訳は主に、ノウハウに対する費用、担当者の時給、及び実務にかかる工数が含まれます。
・Webコンサルティングの料金を安く抑えるコツはありますか?
料金を安く抑えるには、事前に自社の目的や必要なサービスを明確にしておくことが大切です。また、内製化できる業務は自社で行い、必要な部分だけを外部に依頼する方法もあります。
【Webコンサルティングの費用について相談する】
そもそもWebコンサルティングとは
Webコンサルティングとは、企業のWebマーケティング戦略を強化するための専門的なアドバイスやサポートを提供するコンサルティングサービスです。
- 現状を分析して把握する
- 課題を洗い出して施策を提案する
- 施策を実行に移す
- 効果測定を行い施策を再検討する
主に上記のような業務を担当し、オンライン上でブランドの認知度を高めたり、商品やサービスの販売促進を図ったりすることが目的です。また、必要に応じてクライアント側の人材を教育して、Webマーケティング業務の内製化支援を行うケースもあります。
SEO業者やWebの広告代理店とは異なり、具体的な課題が明確でない場合でも、その課題の明確化から依頼できる点が各種ソリューション提供会社と最も異なる点です。
なんとなく頭が痛いという事に対して、頭痛の原因を一緒に解決するのがコンサルティングであり、風邪を引いて頭が痛いのを治すのは各種サービス提供者の役割になります。
Webコンサルティングの料金体系、契約体系
ここではWebコンサルティングの料金体系や契約体系について見ていきましょう。
- スポット報酬(スポット契約)
- 定額報酬(固定契約)
- 完全成果報酬(成果報酬型契約)
- 固定費+成果報酬(固定契約+成果報酬型契約)
スポット報酬(スポット契約)
スポット報酬、スポット契約は、契約期間が任意の期間のみになっており、単体の発注に対応する料金体系です。
例えば「SEOコンテンツを〇〇本作成」や「HPのリニューアル」など、特定の業務のみを実行するために利用されるケースが多いです。基本的には自社でWebマーケティングを自走しているものの、リソースが不足した際に利用するなどのシチュエーションが主になります。
定額報酬(固定契約)
定額報酬、固定契約は毎月決まった料金をWebコンサル会社に支払う料金体系です。
契約内容にもよりますが、一定の金額内でできることであれば料金が変わることはありません。追加で業務が発生した際は、オプション料金を支払って実行してもらえることもあります。
定額報酬、固定契約では、月1〜2回ほどの定例ミーティングやレポートの提出なども含まれるケースが多いです。半年〜1年ほどのスパンで契約するのが一般的なため、長期的に取り組むべき施策が必要なときや、短期でなく、中長期でWeb戦略の設計から依頼したい際などに利用されることが多い料金体系と言えるでしょう。
完全成果報酬(成果報酬型契約)
成果報酬、成果報酬型契約は、契約時に設定した成果をクリアしたときに報酬が発生する料金体系です。
成果が確定しなければ報酬も発生しないので、発注者側としてはリスクが少ない契約方法と言えます。ただし成果報酬の基準が成果発生しやすいものや、基準をクリアしても自社の利益に結びつきにくい場合には要注意です。
成果報酬、成果報酬型契約に決める際は、信頼できるWebコンサル会社であり、なおかつ成果が数値化しやすい目標で、その先にどのくらいの自社の売上アップが見込めるのかまで提案してくれる会社に依頼するようにしましょう。
固定費+成果報酬(固定+成果報酬型契約)
固定費+成果報酬、固定+成果報酬型契約は、一定の固定費を支払いつつ事前に決めた成果が得られた時点で成果報酬を支払う料金体系です。
この料金体系は、クライアント側とWebコンサル会社の双方にとってリスクが少ないため、採用しているWebコンサル会社も珍しくありません。ただし、前述した通り「何を成果地点にするのか」は熟考する必要があります。
「SEOで1位を取る」や「SNSのフォロワーを1,000人増やす」のような目標を成果にしてしまうと、その先のコンバージョンに直結しない可能性もあるでしょう。
Webコンサル会社が提案する成果が、自社にとってどのような利益をもたらすのかを明確にしてから決断することが大切です。
Webコンサルの費用の内訳
ここでは、Webコンサルの費用の内訳について解説します。
- ノウハウに対する費用
- 担当者の時給
- 工数
ノウハウに対する費用
ノウハウに対する費用とは、経験豊富なWebコンサル会社の知見やノウハウに対してかかる費用になります。
Webマーケティングにはさまざまな施策があるもので、それらを統合的に考慮して自社に合った戦略を導き出すのは簡単なことではありません。第三者のWebコンサルティングを依頼する付加価値の最重要パートとも言えます。
担当者の時給
次はWebコンサル会社の担当者に支払う時給です。
これは依頼するWebコンサル会社や担当者の質によって変わりますが、通常は1〜5万円ほどが相場になっています。実務経験やどのような施策に精通しているかなどで、時給が変わることが多いです。
工数
最後は担当者が負担する実務の工数です。時給とほぼ同義ですが、時給はあくまで1時間あたりの賃金計算であるのに対して、工数は作業が完了するまでに必要な人数や時間という点で異なります。
- 資料、マニュアルの作成
- データの分析と改善案の提案
上記のような業務も工数に含まれるので、担当者を抑えておくと時給以外の作業費用が発生する可能性があります。
例えば、精密な市場調査を依頼する場合、インターネット上だけでなくアンケート調査なども行うため、担当者の工数は増えやすいです。集めたデータを分析する際も工数がかかりやすいでしょう。
手間がかかる業務になるほど、高額になりやすい点を考慮することが大切です。
Webコンサルティング費用の注意点
前述した通り、Webコンサルティングの費用は、実務の内容によって変わる点に注意が必要です。
- Webマーケティングの戦略設計
- 市場調査
- 競合調査
主に上記のような業務は料金が高額になりやすい傾向があります。
これらの業務はWebマーケティングの成功を左右する重要な要素であり、Webコンサルタントの力の見せ所です。どこまで細かく分析してもらうかによっても料金が変わる点も覚えておきましょう。
Webコンサルティングの費用相場:施策別に紹介
ここからは、Webコンサルティングの費用相場を施策ごとに見ていきましょう。
【ソリューション】 | 【金額幅】 | 【金額を左右する軸】 | 【おすすめの決め手】 |
---|---|---|---|
Webサイト分析(アクセス解析) | 3万円〜50万円 ※金額の大小は、主にサイトの規模感や分析対象ページ数、工数による。 | 分析対象ページ数 | 分析のクオリティとそれなりの金額か |
SEOコンサルティング | 月額5万円〜50万円 ※金額の大小は、主に個人の方なのか、制作会社のオプション的な立ち位置なのか、SEO専門業者なのか、その会社の知名度、実施内容(どこまで改善提案するのか)品質クオリティなどにより上下する。 | 品質、実施内容 | 提案。改善のクオリティとそれなりの金額感 |
コンテンツマーケティング ※SEO目的でのライティングを前提としたソリューション。 | 月額5万円〜30万円 ※基本的にコンテンツマーケティング、ライティング業務は専業のSEO会社が施策する前提です。この場合、記事数や文字数、業種(FPなどの専門ライターや医療系のライターなど)により金額が上下する。 | 記事本数 | 本数とライターの質と金額のバランス |
Web広告運用代行 SNS広告、DSP広告含む | 広告費の20%〜もしくは広告予算の20% ※この20%の捉え方は各社により異なる。 ※別途、初期設計用がかかる場合あり。 | 業界平均20% | 運用体制と運用者のクオリティとマージン率 |
アフィリエイト広告 | 月額ASP費用+3万円〜5万円+成果報酬(成果単価の15~20%など) ※アフィリエイト広告は直接ASPで掲載する場合と代理店に依頼するパターンがある。代理店に依頼する場合には、固定費や代理店マージンが別途20%など(ただしここはリスティング広告ほど厳密ではない)かかる場合が多い。 | 業界平均 | 代理店に発注する場合、ワンタグを持っているか、運用工数をどこまでかけてくれるか |
サイト改善コンサルティング ※Webサイトの課題をある程度明確にした上で、ABテストなどで検証して行く業務を想定。 | 月10万円~30万円 ※ここもスコープ、工数により金額が上下します。 | スコープと工数 | 自社の課題と見合ったスコープになっているか金額と見合った工数でやってくれるか |
SNS運用代行 ※単純な代行でなく、アドバイスも含む場合。 | 月額5万円〜50万円 ※ここも投稿頻度や画像の加工の有無、返信対応などの工数によりかなり上下する。 | 投稿本数 | 過去実績や投稿の運用体制、画像の質など |
YouTube運用代行 ※単純な代行でなく、アドバイスも含む場合。 | 月額20万円〜100万円 ※動画の制作も含む場合を想定。企画から行うのか、何本制作するのかにより上下する。 | 制作内容、動画本数 | 過去実績や動画の質、企画出しなどどこまでスコープとしてやってくれるかと見合う金額感か |
Web戦略設計(コンサルティング) | 月額20万円〜 ※こちらも工数次第。 | 工数 | 担当との相性や提案の納得感と金額のバランス |
Webサイト分析(アクセス解析): 3万円〜50万円
具体的な業務はWebサイトのPV数やCV数、直帰率、エンゲージメント率、リピート率、流入元、離脱ポイントなどを分析して改善点をまとめてくれます。
主にGoogleアナリティクスやヒートマップなどでWebサイトを分析・診断して、自社が抱える課題をクリアするためのネクストステップを提案してくれる業務です。
SEOコンサルティング: 月額5万円〜50万円
具体的な業務としては、KPIを設定してロードマップを作成し、キーワードの調査や分別、SEOの内部対策と外部対策などを行います。抽出したキーワードのニーズに合ったコンテンツを制作して、SEOのパフォーマンスがどのように変化したのかをレポートにまとめる業務も含まれることが多いです。
依頼する範囲や規模感によって費用が変わりますが、Webコンサル会社の中には「料金は高いものの汎用的な提案しかしてくれない」といったことも少なくありません。
SEOでコンバージョンを獲得するためには、自社に合ったSEO方針やキーワード設計が非常に重要です。大手だから安心ではなく、自社の課題解決に適したSEO戦略を提案してくれるWebコンサル会社を選ぶようにしましょう。
コンテンツマーケティング: 月額5万円〜30万円
SEOはもちろん資料の作成など、さまざまなコンテンツの制作を担当して自社の売上アップを狙います。オリジナリティのあるコンテンツを制作するためにヒアリングを行う必要もあるため、工数によってコンテンツ1つあたりの費用が高額になることもあります。
また、コンテンツの月間制作本数やオウンドメディアの規模感によっては、月額100万円以上かかることもあるでしょう。
非常に安価にコンテンツを制作するコンテンツマーケティング会社もありますが、内容が汎用的かつテンプレート化されているケースも多いです。売上アップを狙うのであれば、自社にとって質の高いコンテンツを制作してくれる会社を選ぶことをおすすめします。
Web広告運用代行: 広告費の20%〜もしくは広告予算の20%
Web広告運用代行の費用相場は、広告費の20%〜もしくは広告予算の20%です。
SEOと比較して短期間で成果が見込めるのがWeb広告ですが、正しく広告戦略を設計できていなければ予算がかかるだけで売上アップにはつながりません。Webコンサル会社に依頼することで、戦略設計やKPIの整理などから任せることができます。
一般的な費用は広告費の20%ほどですが、広告運用だけでなく戦略設計などから依頼する場合は別途費用が発生するケースも多いです。
アフィリエイト広告: 月額ASP費用+3万円〜5万円+成果報酬
主にASPへの登録・管理やアフィリエイト広告の制作、アフィリエイターの管理などの業務を任せられます。アフィリエイト広告は成果報酬型のため、依頼主からすると魅力的な一方、信頼できるアフィリエイターを活用しないとトラブルに発展する可能性があります。
この点、Webコンサル会社であれば自社の商品サービスの魅力を引き出してくれるアフィリエイターの選定から任せられるので安心です。
なお、アフィリエイトの広告のクリエイティブをゼロベースで制作する場合は、費用も高額になりやすい点を覚えておきましょう。
サイト改善コンサルティング: 月10万円〜30万円
Webサイトの課題を分析をして、さらに成果を上げるためにA/Bテストを行います。商品購入や問い合わせなどをユーザーがスムーズに行えるように、Webサイトの導線設計を最適化する業務も含まれます。
費用はA/Bテストの試行回数や対応範囲、ページ数などによって変動するイメージです。
その他、チャットボットや接客ツールなどを導入する際は、別途ツールの費用が発生する点も覚えておきましょう。
SNS運用代行: 月額5万円〜50万円
主に、アカウントのコンセプト設計、ターゲット選定、コンテンツのスタイル決めなどを行い、ターゲットの興味関心を引く投稿(コンテンツ)を制作します。契約時に設定したスケジュールに沿ってコンテンツを投稿し、定期的にパフォーマンスをレポートとして提出する業務も含まれます。
InstagramやX(旧Twitter)などのSNSは無料で始められるのがメリットですが、コンセプトを持たずに投稿を続けても、求めるユーザーを集客できるわけではありません。
Webマーケティングの知見を持ったコンサルタントに依頼することで、自社が求めているターゲットを集客できるようになるでしょう。
YouTube運用代行: 月額20万円〜100万円
主にYouTubeチャンネルの戦略立案から、ターゲット選定、動画コンテンツの企画・撮影・編集などを任せられます。動画の撮影や編集など、工数の多い業務を依頼すると費用も高額になりやすいです。
SNS運用と同じく、YouTubeもコンセプトや戦略設計が成功を左右します。
「誰に何を伝えてどうしてほしいのか」を明確にするための戦略設計はしっかり行うことが大切です。
Web戦略設計(コンサルティング): 月額20万円〜
自社の課題を明確にするためにWebマーケティング全般の課題の明確化から実行のための施策を描いていくプランになります。前述した通り、Web戦略を設計するためにどこまでリサーチするかによって費用が変わります。
また「将来的には自社でWebマーケティングを自走したい」と考えている場合は、内製化支援を行うプランもあります。
例えば「LP制作とリスティング広告を自走できるようにしたい」といった要望がある場合、内製化するために最適な人材をアサイン、施策の優先順位を決めてマニュアルを作成、実務のレクチャーなどを行ってもらうことも可能です。
Webコンサルの費用を安く抑えるコツ
Webコンサルティングの費用を安く抑えるには、事前に自社でどのような目的を達成したいのかを明確にすることが大切です。
あらかじめ「誰に何をどうしてほしいのか」が明確になっていると、Webコンサル会社の工数を削減できます。例えば、誰=最先端のデジタル技術に詳しい20代の男女とターゲットが決まっていれば、その前提でコンサルティング会社とも話しを進められるでしょう。また、そもそもターゲットを誰にすべきかの部分の工数を抑えられます。
すべての業務を任せるのではなく、自社で巻き取る業務を増やすことでWebコンサル会社に支払う費用の節約が可能です。
前述した通り、自社でWebマーケティングを自走したいと考えている場合は、内製化支援サービスを利用する方法もあります。徐々に自走できる範囲を広げていけば、将来的にWebコンサル会社へ依頼せずにすべての業務を自社で行うこともできるでしょう。
「中長期でWebマーケティングを行っていきたい」
「Webマーケティングを社内の人材のみで実行できるようになりたい」
その場合は当社バクリの内製化支援がおすすめです。
月25万円から貴社のWebマーケティングに関する戦略設計から、具体的な施策のマニュアル作成なども対応します。
Webマーケティングを自走できるようにして、費用対効果を高めていきたい方は無料相談よりお問い合わせください。
【Webコンサルティングの費用について相談する】
Webコンサルティングの選び方
Webコンサルティングを選ぶ際のポイントについて紹介します。
- Webコンサル会社の得意領域と自社の課題がマッチしているか
- 費用感が合っているか
- 担当者の質がよいか
Webコンサル会社の得意領域と自社の課題がマッチしているか
Webコンサル会社を選ぶ際は、Webコンサル会社の得意領域と自社の課題がマッチしているかを確認してみてください。
Webコンサル会社は、基本的にWebマーケティング全般の施策に対応しています。しかし、Webコンサル会社や担当者によって得意領域が異なるため、面談の際は自社の課題解決が得意なのかを確認しないと発注時にズレが生じる可能性があるのです。
ズレを最小限にするためにも、まずは自社の課題を明確にしておき、Webコンサル会社と面談を行う際に得意な領域とマッチしているかを確認するようにしましょう。
費用感が合っているか
Webコンサル会社を選ぶ際は、自社と費用感が合っているかも確かめることが大切です。
実績のある大手のWebコンサル会社に依頼したいと考えても、自社の費用感と合っていなければ、費用対効果が悪くなってしまいます。前述した得意領域がマッチしており、なおかつ費用感が合っていれば長期的に無理なくWebマーケティングを実行できるでしょう。
担当者の質がよいか
Webコンサル会社を選ぶ際は、担当者の質も確認しましょう。
自社の課題解決に情熱を持ってくれない人や、Webマーケティングに対して知見が少ない担当者がついてしまうと、コミュニケーションコストがかさむだけで成果が出る可能性は低いです。
また、大手Webコンサル会社の場合、営業担当と実務担当が変わってしまうケースもあります。
中には新卒の担当者をつけてくるWebコンサル会社もあるので、面談する際は事前に確認しておくようにしましょう。
Webコンサル会社に依頼する際の注意点
最後にWebコンサル会社に依頼する際の注意点を見ていきましょう。
- 価格の安さだけで判断しない
- 費用の内訳が明確でないWebコンサル会社に依頼しない(一定の工数で出してくれる会社もあるので、それはそれであり)
- 依頼するスコープを明確にする
- 電話営業してくるWebコンサル会社は利用しない
価格の安さだけで判断しない
Webコンサル会社を費用の安さだけで判断するのはよくありません。
なぜなら、価格の安さだけでWebコンサル会社を選んでしまうと、汎用的な施策が行われる可能性が高いからです。例えば、Webサイトの制作を格安で依頼した場合、見た目は整っていても中身が伴っていない成果物が上がってきます。見た目はよいもののコンバージョンにつながらなければ、売上を上げることはできません。
まずは自社がWebマーケティングでどんな課題を解決したいのかを明確にしてみてください。そのうえで、得意領域がマッチしていて費用感が合っているWebコンサル会社を選ぶようにしましょう。
費用の内訳が明確でないWebコンサル会社に依頼しない
費用の内訳を明確に説明してくれないWebコンサル会社には注意が必要です。
どのような施策を実行するのか質問した際、専門用語を使ってわかりづらい説明をしてくる人が担当者になってしまうと、実務がブラックボックス化してしまいます。この場合、正当な方法ではなくグレーな手法によって成果を出している可能性もあるでしょう。
料金体系や業務の内訳を明快に説明してくれるWebコンサル会社は、信頼できる1つのポイントと言えます。
依頼するスコープを明確にする
Webコンサル会社を利用する際は、依頼するスコープを明確にしておくことも大切です。
事前にWebコンサルティングを依頼したい領域や範囲が決まっていなければ、必要なサービスをしっかり提供してもらえない原因になってしまうでしょう。この場合、施策を実行する過程で、追加の業務が発生してオプション料金がかかる可能性も高いです。
期待した結果が得られない根本的な原因にもなるので、プロジェクトを開始する前にスコープを明確にしておくようにしましょう。
電話営業してくるWebコンサル会社は利用しない
電話営業してくるWebコンサル会社はあまりおすすめできません。
なぜならコンサルティングサービスは課題を受けて解決するのが仕事であり、課題がありませんか?と探してくるような会社は、そもそも課題解決の相談がきていない=リソースが空いている可能性があります。
もちろん、組織的に営業マンが営業している会社もあるので、まったくその通りとは言い切れませんが、営業してくるコンサル会社の質が一般的に高いかというとそうとは言い切れないと思われます。
電話で営業してくるWebコンサル会社の中には、インパクトのある口説き文句をうまく使ってくる人もいるので十分注意するようにしましょう。
バクリからのワンポイントアドバイス
どんなお仕事を依頼するのにも費用が掛かります。費用対効果を最大限発揮するには自社の課題を明確にしておく、どこまでを自社でどこまでを外注するか明確化しておく、その上で会社さんとの相性が重要です。
くれぐれも価格だけでは選ばないようにしましょう。
【Webコンサルティングの費用について相談する】