
業界:ペットケア・トリミングサービス(株式会社ホームトリマー)
支援種別:マーケティング内製化支援
人数:10名
サマリー
出張・店舗型トリミングサービス「ホームトリマー」を展開するクライアント様では、事業拡大に伴いGoogle広告、Yahoo広告、Meta広告の活用を強化されていましたが、自社で広告運用をトリマーさんとの業務を兼業しつつ行っていたことで「施策のスピード感」と「件数をどのように拡大していくのか」に課題を抱えていました。 バクリでは、少数精鋭の組織でも持続可能な運用体制を構築するため、単なる操作レクチャーに留まらず、現状の数値から分析する力、そしてそこから具体的かつクリティカルな施策へ落とし込む力、最後にその施策を実行し、振り返って次に繋げる力を身につける広告運用者の育成目的の「内製化支援」を実施。3ヶ月間で、主要3媒体の戦略設計から実運用、さらに高度な解析ツールの利活用までを一人で完結できる状態へと引き上げ、事業成長を加速させる内製ケイパビリティの確立を支援しました。
クライアントが抱えていた課題
ホームトリマー様では、リスティング広告(Google/Yahoo)やSNS広告(Meta)を主軸に集客を行っていましたが、「どの媒体のどの訴求が、最終的な予約やLTV(顧客生涯価値)に寄与しているのか」が不透明な状態にありました。
特に以下の3点が構造的な課題となっていました:
- 判断基準の欠如による機会損失:媒体CVからの実際の予約やその後の売上が見えず季節性や予約状況に応じたリアルタイムな予算配分・クリエイティブ変更が困難であった。
- 計測環境の不完全さ:タグ設置やアトリビューション分析(貢献度分析)が最適化されておらず、表面的なCPA(顧客獲得単価)のみで判断していたため、真に良質なユーザー層へのアプローチが阻害されていた。
- 知見の未蓄積:社内に運用ノウハウがないため、代理店からのレポートを鵜呑みにするしかなく、自社主導のマーケティング戦略が描けない「依存体質」に陥っていた。
これらの課題を解消するため、まずは「正しい数字が見える環境」の整備と、媒体ごとの特性を理解した「戦略的思考」の移植が必要不可欠でした。
バクリからご提案させていただいた内容の一例と成果
本支援では、単に管理画面を触れるようにすることを目指すのではなく、**「ビジネスゴールから逆算して、自ら改善策を立案・実行できる」**プロフェッショナルな自走状態をゴールに設定しました。
1. 媒体特性を活かした「共通運用フレームワーク」の構築
Google・Yahooの検索広告では、トリミング需要を逃さないための「高精度なキーワード選定」と「除外クエリの徹底管理」を伝授。一方でMeta広告では、視覚的アピールが重要なサービス特性を活かし、クリエイティブの摩耗を防ぐ「検証サイクル」を体系化しました。これにより、複数媒体を横断しても迷わない、一貫した判断基準を確立しました。
2. 「計測基盤の整備」と「分析ツールの徹底利活用」レクチャー
GTM(Googleタグマネージャー)を用いた高度なタグ埋設方法から、GA4(Googleアナリティクス4)を活用したユーザー行動の可視化までを懇切丁寧にレクチャー 。
また予約完了(CV)だけでなく、電話ボタンのクリックや予約フォームの離脱箇所など、改善のヒントとなる「中間指標」の読み解き方、ならびにCV導線設計の抜本改善による機械学習精度と計測環境の改善をレクチャーしました。
3. 3ヶ月で「一人で完結」できる実戦型トレーニング
座学だけでなく、実際の管理画面を用いた並走型ワークショップを実施。数値の異常検知から、仮説構築、設定変更、結果検証までの一連のPDCAサイクルを実戦形式で習得いただきました。
成果:
支援開始から約3ヶ月という短期間で、以下の成果を実現しました。
- 運用の完全内製化:主要3媒体(Google/Yahoo/Meta)の数値分析から実運用までを、担当者様お一人で完結できる体制を構築。
- 意思決定の高速化:外部への確認プロセスを排除したことで、クリエイティブの差し替えや予算調整のスピードが劇的に向上。
- データに基づく戦略立案:感覚的な運用を脱却し、「どのエリア、どの犬種、どの時間帯」に投資すべきかをデータから判断できる状態へと進化。
単なる「作業の移行」ではなく、社内に「マーケティングの資産」を蓄積できる土台を作ったことで、広告運用の最適化が直接的に事業利益を押し上げる構造を実現しました。