内製化とは?【5つの判断基準と失敗しない進め方】成功事例も紹介・インハウスとの違いも解説

「内製化という言葉を聞くけど、実際にどんなメリットやデメリットがあるのだろう?」
「外注するか内製化するかを判断する基準があるなら知りたい」

ここではマーケティングに限って話を展開します。いわゆる広告のオペレーション業務は内製で行い、外注はあまりないのが一般的でした。逆に広告のレポート業務など一定のルール化をすればクオリティにそこまで差違が出ない作業を外注することが多かったように思います。ノンコア業務と呼ばれる定型的な作業、サポート業務です。

しかし、業務を外注化すると請負仕事の一貫性が欠けたり(レポートに運用内容と異なった趣旨の内容が記載されていたり、そもそも全く別のことが記載されていたり)、外部に情報が漏れてしまったりなどのリスクもあります。そのため、昨今ではアウトソーシングしていた業務を社内で内製化する企業が増えてきました。

ただし、内製化することですべての企業がメリットを享受できるわけではありません。

内製化で失敗しないためには、あらかじめアウトソーシングとの違いや具体的な内製化の進め方などを理解しておくことが大切です。

本記事では、内製化に関する基礎知識とアウトソーシングとの判断基準、インハウスとの違いなどを解説します。

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内製化とは:インハウスとの違いは?

内製化とは、外部に委託していた業務を社内で行えるようにすることです。

英語では「insourcing(インソーシング)」や「in-house(インハウス)」と呼ばれます。 外注化を意味する「outsourcing(アウトソーシング)」の対義語になる言葉です。

例えば「業務委託していたInstagram広告の運用を社内で行えるようにする」や「オウンドメディアのコンテンツ制作を自社で完結できるようにした」などは、内製化のよい例と言えるでしょう。

インハウスとの違いですが、インハウスも内製化もほぼ差違が無いと考えています。 差違があるとすれば、インハウスはマーケティング業界で社内巻き取りの要素が強いイメージで、内製化はマーケティングに限らずシステム開発やその他の業務全般も含むという【幅の広さ】を持っていると考えています。

内製化の目的

内製化する目的を3つにまとめて紹介します。

  • 業務の効率化ができる/スピードアップ
  • 経費削減できる/マージンカット効果
  • 自社にノウハウを蓄積できる

業務の効率化ができる/スピードアップ

業務を社内で効率化するため、圧倒的にスピードが速くPDCAの回数も多く回ります。そのため近年、内製化に切り替える企業は多いです。

外部に委託していた業務を内製化することで、コミュニケーションや意思決定の手間を省けるようになります。業務の実行スピードや柔軟性が向上するため、生産性も上げやすいです。

例えば、リスティング広告の運用を内製化することにより、社内スタッフは広告パフォーマンスのデータをリアルタイムに分析し、ターゲティング設定や広告クリエイティブの改善を素早く実行できます。

内製化することで外部に委託していた際のタイムラグやコミュニケーションコストをカットして、業務を効率化できると言えるでしょう。

経費削減できる/マージンカット効果

経費を削減する目的で内製化へ踏み切る企業もあります。

外部に委託すると業務の実行費や月額費などの固定費がかかります。契約外の作業を依頼する際は追加で費用がかかることもあるでしょう(社内で本来の業務外の仕事をさせろという意味合いではありません)。この点、内製化して社内で業務を完結させられるようにすれば、代理店へのマージンカット、間接費などのコストを下げられる可能性があります。

例えば、SNS運用の内製化によって、代行業者に依頼するよりも低コストで長期的に業務に取り組めるようになるでしょう。

節約できた費用はより生産的な施策に投資できます。

自社にノウハウを蓄積できる

内製化によって、企業は自社にノウハウを蓄積できるようになります。

業務を外注化する場合、自社に専門的なスキルを持った人材がいなくても迅速に施策をスタートできるのがメリットです。しかし、専門業者に依頼するため、知識やノウハウが自社に溜まりにくいのです。

この点、内製化すれば経験やノウハウを自社に蓄積していけます。 どんなお仕事もその会社特有のクセや特徴があります。その点を踏まえて社内の風土に従ってノウハウを蓄積できるのが何よりのメリットです。

特に成果が出るまでに時間がかかる施策を行う際は、内製化することでコストを削減しつつ自社独自の知識を蓄えていけるでしょう。

内製化するメリット・デメリット

内製化することで得られるメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット

  • 外注コスト削減
  • 品質の安定と迅速な対応
  • セキュリティとプライバシーの強化

デメリット

  • 初期コストがかかる
  • 柔軟性が欠ける可能性がある
  • 時間がかかる場合がある

メリット①外注コスト削減

内製化のメリットは、外注にかかるコストを削減できることです。

システム開発やWebマーケティングなど、専門性の高い分野を外注すると高額な費用がかかります。これは委託先の利益も含まれるためです。また、追加業務を発注すれば、費用がかさむこともあるでしょう。

内製化できれば外部に委託していた分のコストを削減できます。

社内に専任スタッフをいれるコストはかかりますが、外注先に支払っていた固定費や代理店マージンをカットできるのがメリットです。

特に広告費用が多い会社は代理店への外注をやめ、社内で巻き取るだけでかなりのコストを浮かせることが可能です。

メリット②品質の安定と迅速な対応

内製化するとアウトプットの質の向上や柔軟な対応を実現しやすいです。

アウトソーシングしている場合、外注先の忙しさや担当者の質によって品質にバラつきが出ることもあります。あまり表だって言いにくいのですが、大手の代理店であればあるほどいきなり経験の浅い方がアサインされたりして、、支払っている費用に対して、対応スピードや品質が伴わない事も多々あります。

また、「初回は上の方がでてきて丁寧に対応してもらえたものの、2回目以降は経験の浅い方がでてきて対応が適当だった」といった問題が起こるケースもあるでしょう。

内製化ですとこのような人の経験のバラツキによるクオリティの不安定さはなくなります。 どんな方でも自社の仕事を1日中行っているので、自社の商品サービスに詳しくなり、クオリティは一定担保されます。

また、外注先とコミュニケーションを取らなければならないためストレスもかかりやすいです。外部の人間で日頃から意思の疎通ができていない場合、伝達ミスや誤解が生じることもあるでしょう。メールでやり取りする際は、相手からの返信を待たなければならないため、タイムラグが生じてしまうものです。

この点、内製化して社内スタッフのみで業務を進められるようになれば、アウトプットの質を管理しやすくなります。変更や修正がある際も、社内の人間であれば迅速に対応できるでしょう。 また、コミュニケーションのスピードも社内なので、横にいたり、随時ミーティングが可能なので、圧倒的にアップします。

メリット③セキュリティとプライバシーの強化

内製化はセキュリティ対策やプライバシーの強化にもつながります。

アウトソーシングすると、社内の重要なデータが第三者に漏れるリスクがあるでしょう。質の悪い担当者がついてしまうと、自社の貴重な情報を別のクライアントに漏らされる可能性もあります。

内製化すれば、社内の情報やデータへのアクセス権を管理して情報漏洩リスクを最小限にできます。 特にこの点は企業規模が多くなればなるほど重要になります。

デメリット①初期コストがかかる

内製化によるデメリットは初期コストがかかることです。

人材育成や効率化ツールの導入、業務プロセスの設計、マニュアル化など、内製化を達成するためには準備が必要になります。外部委託の場合はスポット依頼が可能ですが、内製化は外部の人件費やシステムの運用費が発生する点も考慮する必要があるでしょう。

既存の仕組みから内製化に切り替えるには、初期コストを見積もっておくことが大切です。

実はこの弊社は(営業ではないですが笑)かなり安く内製化支援をしておりますので、ご希望頂戴できれば幸いです。 ※1人雇う位の金額から可能です。

デメリット②柔軟性が欠ける可能性がある

内製化することで、施策に対する柔軟性が欠けてしまう可能性もあります。

例えば「自社サイトを構築してSEOから集客する」ことを目的に内製化したとします。しかし、施策がうまく回らず「広告運用も並行して実行したい」となった場合、別の内製化担当が必要になり、さらなる採用コストや時間がかかってしまうのです。

内製化自体を目的にしてしまうと、施策の実行スピードが落ちてしまいやすいので、スポットで外部委託することも検討する必要があるでしょう。

デメリット③ 時間がかかる場合がある

内製化とは社内の人材で外部委託していた業務を完遂できる状態までもっていくことを指すので、すなわち外部レベルまで持って行くには一定の時間が掛かります。

商材、サービスは社内の人の方が造詣が深いのですが、広告などのスキルになると外部の専門家に一定レベル追いつくにはそれなりの時間が掛かります。 とはいえ社内で巻き取っていくメリットが大きいので「中長期で見た時には」内製化は取って然るべき施策となります。

内製化かアウトソーシングかを判断する5つのポイント

自社の目的を達成するために、業務を内製化するかアウトソーシングするか迷っている方も少なくありません。

ここでは、内製化とアウトソーシングかを判断するポイントを5つ紹介します。

  • コストの比較
  • 業務の継続性
  • 難易度/専門性の高さ
  • 内製化したい範囲
  • 自社にとってコア業務か

コストの比較

内製化とアウトソーシングのどちらがコストを抑えられるかは、一つの判断基準になるでしょう。

変な例えですが、外注はリスティング広告、内製はSEOのようなものと弊社では例えます。 リスティング広告はあくまで広告なので、費用をかけた分だけ効果が出やすい(デモを取りやめた瞬間に効果がなくなる)。SEOは効果が出るまでに時間がかかるものの、効果が出るレベルまで持って行ければ費用が一定に抑えられる、費用対効果が優れるということです。

内製化には成果がでるまでの人材育成、外部の講師の招聘やマニュアル整備などの投資コストがかかります。これらの費用の合計が外部委託する費用よりも安いのであれば、内製化を進める価値があると言えるでしょう。

どちらの費用が高額になるかは業務内容によって異なるため、自社で行いたいプランを明確にしておくことが大切です。

業務の継続性

目的を達成するためにかかる期間を基準に、内製化かアウトソーシングかを判断することもできます。

長期的に取り組みたい業務や継続してこそ成果が出るような施策であれば、内製化するメリットがあるでしょう。反対に単発、短期感、スポットで完了できる業務であれば、すでにスキルを持った人材にアウトソーシングした方が早いです。

例えば「広告を活用して単発のキャンペーンを打ちたい」や「市場調査を行いたい」などであれば、知識のある専門業者に外部委託して迅速に実行した方がよいでしょう。

「広告運用を自社で行えるようにしたい」や「SEOを社内で回せるようにしたい」といったケースは、自社で内製化した方がノウハウが蓄積できるので価値があります。

難易度/専門性の高さ

業務の難易度、専門性の高さの程度によって、内製化かアウトソーシングかを判断する基準になります。

例えば、Webマーケティング全般に詳しいマーケターを確保したい場合、すべての施策に精通する人材を自社で育成するにはかなりの時間がかかってしまうでしょう。そのため、Webコンサルタントや代行会社に外部委託した方が、素早く施策をスタートできます。

専門性が高い業務ほど採用や育成コストがかかるものです。

一昔前は情報の非対称性があり、リスティング広告の掲載ですら専門性がある仕事でした。 しかし今は、情報がSNS、コンテンツマーケティングの台頭により簡単に手に入り、「専門性」のレベルが上がっています。 よって、以前のような「専門性」ではなく、外部委託する場合には「たて」「よこ」の視点で専門性を見る事が重要になります。

「縦」とは、深度、専門性の深さです。 リスティング広告でのd2cの薬事関連の広告に特化しているなど一定の領域での知見の深さを意味します。

「横」とは、スコープの広さです。 リスティング広告のみならず、SEOやWeb制作、動画編集などありとあらゆる業務に精通している幅の広さをさします。

内製化を試みる際は「どの範囲の仕事を、どの程度のレベルまで、またをいつまでに内製化したいのか」を明確にして判断するようにしましょう。

内製化したい範囲

上記で述べたようにスコープも重要な視点です。 業務の「どこまで社内で実行したいのか」といった範囲によって、内製化かアウトソーシングかを基準に判断する方法もあります。

すべての業務を一気に内製化しようとすると、実行スピードが遅くなってプロジェクトが停滞してしまう可能性が高いです。実行スピードを確保するには、一定の範囲を外注を活用しつつ徐々に内製化を進めるとよいでしょう。

  • どんな業務であれば内製化できそうか
  • どんな業務は外注コストが安く済むか
  • 内製化に時間がかかる業務はなにか

上記のような要素を考慮しつつ、内製化したい範囲を検討してみてください。

自社にとってコア事業か

自社にとってコア業務かどうかも、内製化かアウトソーシングかを判断する基準になります。

企業の競争力や独自性を形成するために重要な業務、コア事業に関連するお仕事であれば、自社にノウハウが蓄積する内製化を進めた方がよいでしょう。

  • Web戦略立案
  • Webマーケティング
  • システム開発(実は大手では多いのです。事例後述)
  • 顧客サービス(CS業務)

例えば、上記のような業務は内製化されることが多いです。

反対に経理、人事、保守メンテナンスなどの非コア業務は、企業に与えるインパクトが少ないので、外部委託でもよいでしょう。

また、情報漏洩を防ぎたい場合は、内製化でセキュリティを強化した方がよいケースもあります。

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内製化の成功事例5つ

ここでは内製化に成功した企業の事例を5つ紹介します。

  • DeNA
  • プログリット
  • 日本経済新聞社
  • ファーストリテイリング
  • エディオン

DeNA

DeNAは、システムの脆弱性診断ツールを内製化することで、外部委託費の削減、対応速度の向上、および社内ナレッジの蓄積という成功を収めました。

従来の外部ツールでは一部の要求を満たせない問題があったため内製化を決断。 開発されたツールはセキュリティチーム内で共有され、ブラッシュアップを経てチームにとって欠かせないものになったそうです。

この内製化により、DeNAは年間1億円以上の外部委託費を削減することに成功。

開発した脆弱性診断ツールは「セキュリティ業界全体の手助けとなることを願って」といった思いから、オープンソース化して共有しています。

プログリット

プログリットは、外注によるトラブルを経験したことをキッカケに、英語学習アプリの開発の内製化に成功しました。

当初は自社にテクノロジーの知見をもつメンバーがおらず、外部委託を選択しました。しかし、発注した制作会社が夜逃げするなどのトラブルが相次いで、プロジェクトが3度も頓挫しそうになったそうです。

この問題を解決するために、プログリットは自社でエンジニアを採用して内製化を達成しました。外注化のリスクと、的確な人材を確保することの重要性についてわかる事例です。

日本経済新聞社

日経電子版は、開発スピードを上げる目的で内製化を始め、その結果、ソフトウェア開発チームの規模が大幅に拡大し、開発プロセスが効率化されました。

当初、日経電子版のソフトウェア開発はほぼすべて外部のSIerに外注していました。 しかし、開発スピードが遅いことから、2人のメンバーが自発的に内製化に取り組み始めたのです。

内製化を推進していく過程でコードが書けるメンバーは20名以上になり、日経電子版の運営メンバーは100名を超えるチームになりました。早い段階から内製化に挑戦し、チーム構築に注力したことで、開発スピードと品質の安定を達成した事例です。

ファーストリテイリング

株式会社ファーストリテイリングは開発組織の内製化により、高度な技術力の獲得と迅速な消費者ニーズへの対応を実現しました。

自社にノウハウが蓄積しないことや、対応スピードが遅くなるといった外部委託のデメリットを克服するために内製化を進めて、主体的に動けるエンジニアチームを構築したそうです。

内製化したことでシステムへの機能追加が容易になり、現場から新たな取り組みへの要望が多数寄せられるようになりました。現在は外国籍のグローバル人材も積極的に採用し、当初は数十名だったメンバーが100名を超えるまでに拡大しています。

エディオン​​

エディオンは変化の早い市場に対応するため、システム開発の内製化を決断しました。

当初はシステム開発を外部委託していましたが、これにより社内にノウハウや知見が不足してしまう課題を生んでいたそうです。経営陣は問題を改善するために、約1年で基幹システムをクラウドに移行しながら内製化を進めました。

内製化を進める中で組織のカルチャーを変革し、主体的に動ける人材を育てるなどの意識改革にも成功しました。

内製化で失敗しない進め方

内製化に失敗しないためには、以下のポイントを意識しながら進めることが大切です。

  • 内製化すべきポイント・目的を明確にする
  • どこまで内製化するか決める
  • 必要な人材を確保する手段を考える

内製化すべきポイント・目的を明確にする

はじめに自社の業務を棚卸しして「どの業務を内製化すべきか」を明確にしましょう。

何がどのように行われているかを整理して、改善すべきポイントを洗い出す工程です。

この工程では内製化する目的も合わせて明確にしておきましょう。

  • コストを削減したい
  • PDCAのスピード、柔軟性や効率性の改善したい
  • アウトプットの質を高めたい

上記のような目的に優先順位をつけて、内製化する意義をはっきりさせて置くことが重要です。

どこまで内製化するか決める

内製化すべき目的、ポイントを明確にしたら、具体的にどこまで内製化するのかを決定します。

前述した通り、一度に多くの業務を内製化するのは非効率かつコストがかかる問題が出やすいです。そのため、自社にとって優先度の高い業務から内製化を進めていくとよいでしょう。

外部委託と内製化のコストを比較して、無理のない範囲で内製化できる範囲を検討してみてください。

必要な人材を確保する手段を考える

内製化のイメージが具体的になったら、必要な人材を確保する手段を考えます。

スキルを持った人材が自社にいる場合は、部署を異動してチームを構築できないか検討するのも手段の一つです。

社内にスキルを持った人材がいないときは、採用や育成などにかかるコストも計算しておきます。市場価値が高い人材が必要な場合は、一部の業務を外部委託しつつ徐々に内製化を進めていくことも検討するとよいでしょう。

自社のみで内製化するのが不安な場合は弊社にご相談ください。 貴社が内製化をスムーズに進めるためのマニュアル作成や、業務の整理をお手伝いさせていただきます。

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内製化する際の注意点

ここでは、内製化する際の注意点について解説します。

  • 内製化を目的としない
  • 社内のパワーバランスで意思決定しない

内製化を目的としない

外部委託していた業務を内製化すれば、必ずしもうまくいくわけではありません。

内製化自体を目的としてしまうと、予想以上にコストがかさんだり業務の効率が落ちてしまう可能性があるのです。すべてのシチュエーションで内製化によるメリットが得られるわけではないことを覚えておきましょう。

内製化がうまく進められないときは、外部委託も検討して柔軟に対応することが大切です。

社内のパワーバランスで意思決定しない

社内の年功序列やパワーバランスで意思決定すると、内製化がうまくいかない原因になりやすいです。

内製化は既存の仕組みやフローを見直す必要があります。新体制を作ることに積極的でない人も中にはいるので、内製化の目的がブレてしまわないように注意してください。

特に新しい業務や施策に挑戦する際は、社内の人間に理解を得なければなりません。

「どれくらいの予算と期間でどのような課題を解決できるのか」を伝えて、内製化を行うメリットを理解してもらえるように準備しておくとよいでしょう。

バクリの内製化に関する成功事例

弊社バクリでは、内製化の進め方に悩んでいる方向けに内製化支援を行っています。

ここでは弊社がお手伝いさせていただいたクライアント様の成功事例を紹介します。

社内でWeb部署を立ち上げて案件獲得から実行まで内製化した事例

こちらの事例では「社内にWeb部署を立ち上げて案件獲得から提案、実行まで行いたい」といった要望を達成するために内製化支援をさせていただきました。

クライアント様は、代理店として顧客を抱えているものの、Web広告などの施策に関しては外部のパートナーに委託していました。「少なくとも自社で広告運用ができるだけの知見を社内に養いたい」といったビジョンがありました。

この課題を解決するために、弊社では社内の広告プランナーとしてWebの知識を支援することをご提案させていただきました。

具体的な施策内容としては、各案件の提案、受注、実行までを弊社でサポートさせていただき、リスティング広告やmeta広告などの運用型広告についてサポートさせていただきました。

月に1度は社内勉強会を行い、受注した案件に対しては一緒に提案の格子を作成したり、広告運用のサポートも実行しました。

その結果、社内にWeb部署を立ち上げに成功。 現在は、次のステップとしてサイト改善や分析などの施策に関する内製化支援を行っています。

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広告代理店の選定の支援で開始から半年で売上3,000万→5,000万にアップした事例

こちらの事例では、広告代理店の選定をサポートさせていただき、半年で売上を2,000万円増加させることができました。

クライアント様が抱えていた課題は、ECサイトの売上向上を目指してリスティング広告を代理店に任せているものの、スピード感や改善提案などに物足りなさを感じていたことです。

より成果につながる代理店を探しているものの、どのように選定すればよいのか漠然と悩んでいる様子でした。

そこで弊社は、代理店選定のRFP作りをメインにサポートさせていただきました。

代理店の選定で失敗しないようRFPを作成や評価基準シートを作成。 作った資料をもとにコンペを行い、クライアント様と相談しながら適切な代理店を選定しました。

代理店を変更したことでROASは1.5倍に改善。 現在の代理店とクライアント様のMTGにも参加させていただき、代理店からの提案に対して知見を補完させていたいています。

ヒアリングする中で休眠顧客が多くカゴ落ち率が高い問題も判明したため、課題を解決するための施策も提案させていただいています。また、媒体を広げていくにあたり、現状とかけ離れたCPAになることが予想されたので、限界CPA、LTVを算出して基準値を把握できるようにしました。

優先度の高い施策から実行した結果、支援開始から約半年で売上3,000万→5,000万を達成。

現在は、引き続き先方の窓口として代理店と調整を行い広告運用支援やECサイトの売上アップ支援を行っております。

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バクリからのワンポイントアドバイス

情報の非対称性がなくなりつつあるWeb業界では、外部の専門家の知見に頼る意味合いが薄れており、今後は内製化はますます進んでくると思われます。 その際には、内製化の目的、スコープ、対象、難易度など上記に述べたことを総合勘案し内製化するかどうか、どこまで内製化するのか決めた方よいでしょう。 必ずしもすべての業務が内製化できるとは思っていません。 外部と内部の使い分けが重要です。

今回の記事からの学び

内製化とは、外部委託していた業務を社内で行うことで、柔軟性の向上、情報漏洩のリスク軽減、コスト削減などのメリットがあります。

内製化の目的は業務の効率化、経費削減、自社ノウハウの蓄積などです。

しかし、内製化には初期コストがかかったり、柔軟性が欠けたりする可能性があるなどのデメリットもあるため、目的や内製化の範囲を明確にして進める必要があります。

内製化か外部委託かを判断する際はコスト面だけでなく、業務の継続性や専門性の高さ、自社にとってコア業務かなど、さまざまな角度から検証してみてください。

「はじめて内製化を検討しているので、具体的な進め方がわからない」
「内製化する範囲を明確にして失敗するリスクを最小限にしたい」

その場合は、弊社にご相談ください。 貴社の課題をヒアリングした後、スムーズに内製化するためのサポートをさせていただきます。

内製化かアウトソーシングかを判断する際には、コストの比較、業務の継続性、専門性の高さ、内製化したい範囲、自社にとってコア業務かどうかを考慮することが重要です。内製化に成功するためには、明確な目的を持ち、どこまで内製化するかを決め、必要な人材を確保することが大切です。

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